Bluetooth線量計開発事例(ガイガーカウンター)

 In Bluetooth導入事例・お客様の声

こんにちは、無線化.comカスタマーサポート担当 清水です。

 

今日はZEAL-C02を使ってBluetooth対応ガイガーカウンター(線量計)を開発された株式会社ギョロマン様の開発秘話とお客様の声をご紹介します。

今回お話を伺ったのは、
株式会社ギョロマン 代表取締役 福元様(以下、福元さん)http://www.gyoroman.com/
共同開発者 Open Geiger Project 森様(以下、森さん)http://opengeiger.com
のお二人です。

Gy 7059Open Geiger Project 管理人の森さん

ZEAL搭載製品のご紹介

gyorogeiger_mainBluetooth対応線量計『ギョロガイガー』
gyorogeiger_backギョロガイガーはガイガーフクシマのBluetooth対応版
ギョロガイガーにはZEAL-C02が搭載ギョロガイガーにはZEAL-C02が搭載
ガイガーミュラー計数管ガイガーミューラ計数管が内蔵

「ガイガーカウンターを自作してみよう」という試み

現在でも大きなダメージを受けた福島、およびその近辺の地の復旧・復興は途方もない時間がかかる事だと思います。そういった現実を知った時、この事態に何か自分にできる事はないかを考えました。
事故後ガイガーカウンダーの市場価格が暴騰し、今でも状況はあまり変っていません。放射能がたれ流された、されている状態で、ガイガーガウンターなど放射線を測定する機器が入手困難というのは、何か行動をするにしても、何が安全で何が危険かを自分で判断する材料がないという状況になってしまいます。
そこで、オープンソース、オープンハードウエアでガイガーカウンターを作ったら、少しはこの市場価格を下げる圧力になるのではないかと思い、このプロジェクトを始めました。

こう語ったのは、2011年東日本大震災をキッカケに「オープンソース、オープンハードウエアでガイガーカウンターを作って、安価なものを世に出そう」とOpen Gerger Projectを立ち上げた森さん。試行錯誤を重ねて完成させた様子はOpen Gerger Projectのウェブサイトに記録されています。
Open Geiger Project

そのガイガーカウンターをベースに「手持ちのスマートフォンを使って、線量値をカンタンに確認、記録できないだろうか?」という発想からBluetooth対応線量計『ギョロガイガー』の開発に着手された福元さんと森さん。

ソフトウェアエンジニアということでハードウェア開発のご経験が全くなかったという福元さんは、部材選定時、デバイスメーカー特有の慣習に少々戸惑われたようです。一方、フリーランスのエンジニアとしてご活躍されている森さんも、フリーランスならではのご苦労があったようです。

福元さんと森さんにインタビュー

Q. 無線規格としてBluetoothを選ばれた理由をお聞かせください。

福元さん
スマートフォンと通信させたい、その時点でBluetoothと決めていました。
「Bluetoothモジュール」や「Bluetoothチップ」を探している中で無線化.comに辿り着き、ZEALシリーズを見つけました。
ちなみに、当初は「ZigBee」という規格自体を知りませんでした。Bluetoothを調べていて、後からZigBeeを知りましたが、スマホと接続させたかったので検討はしませんでした。

Q. では、数あるBluetoothモジュールの中からZEAL-C02を選ばれた理由は何でしょうか?

福元さん:
まず必須条件であった電波法(技適)を取得済みだったことです。
それから小ロットで買えるというのが大きかったです。
森さん:
データシートやマニュアルが公開されていたので、「これなら何とかなる」とすぐに判断できました。他の多くのサイトとは異なり、問い合わせしないと情報が得られないサイトじゃなかったのが良かったです。情報が得られないと「保留」で後回しにしがちになります。
また、既製のケースの中に入れなくてはならなかったため、モジュールのサイズも条件のひとつでした。5円玉と一緒に並んだモジュールの写真は非常にわかりやすかったですし、インパクトがありました。実際、他のモジュールはサイズ的に納まりきらないので選定から外してしまいました。
それから価格が掲載されていたことは当時衝撃的だったことを覚えています。

Q. 無線化.comのサポートはいかがでしたか?

福元さん:
レスポンスが速かったのもZEALを選んだ理由のひとつです。他にもデバイスメーカーに見積を依頼しましたが、回答がもらえるのに2週間近くかかりました。回答がもらえない場合もありました。もし価格が教えてもらえない、価格が合わない、スペック条件等が合わないのであれば、さっさと次のモジュールを検討しなくてはなりません。
我々のような小さな会社にとっては、2週間も動きが止まってしまうのは致命的なタイムロスです。ハードウェアの世界ではそれが当たり前のようでしたので、当初はかなり戸惑いました。

Q. 他のBluetoothモジュールはご検討されましたか?

福元さん:
他メーカーでは開発キットの納期が1ヶ月近くかかる場合もあり、開発がすぐにはじめられないモジュールは候補から外さざるを得ませんでした。 また、森さんがとあるメーカーの開発キットを買おうとしたところ、フリーランスでは購入できなかったということで、ギョロマンで購入したケースがありました。購入しづらいところは敬遠しがちになってしまいますね。

Q. ZEALをご利用いただいたご感想は?わかりづらい点はありましたか?

森さん:
難なく使えました。強いて言うなら、コマンド体系が少し複雑だと感じたくらいでしょうか。

Q. スペック的には十分でしたでしょうか?

森さん:
単4電池1本で8時間駆動という制約がありましたので、消費電力が課題でしたが、限定ペアリング機能があったので、消費電力をなんとか抑えられました。その機能が無ければ消費電力的に厳しかったかもしれません。
あとはスマホからの接続間隔を広げることで電池の節約を図りました。接続しっぱなしで利用できるのがベストでしたが、そこは電池寿命を優先しました。
ギョロガイガーZEAL搭載面ギョロガイガーは単4電池1本でも連続30時間以上の動作が可能

Q. ZEALに対して仕様やスペック、価格等で不満な点・物足りなさ・要望などはありますか?

森さん:
コネクタのピッチが狭いので、試作時にハンダを手付けするのが大変でした。できれば1mmピッチくらいでもっとピン数が少ないと扱いやすかったです。モジュールがコネクタから外れやすいのも難点ですね。

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スマートフォン対応線量計ギョロガイガー | 無線化.com

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この記事を書いた人

無線化.comカスタマーサポート担当 清水芳貴
無線化.comカスタマーサポート担当 清水芳貴
Bluetooth業界に足を踏み入れてから早10年。
初心者がイチから学んだ知識とノウハウを、初心者の方でもわかりやすいようにお伝えすることを心がけています。