BLEモジュールの通信速度(スループット)はどれくらい?BLE通信を速くする方法とは?

 In Bluetoothモジュールの使い方・開発お役立ち情報
こんにちは、無線化.comカスタマーサポート担当の清水です。今日はBLEモジュールの通信速度(スループット)に関する情報です。

BLE通信の通信速度(スループット)は10kbps程度

BLEモジュールの通信速度はどれくらいなのでしょうか?
BLE通信は、その規格の理論上、スループットは10kbps程度と言われています。

弊社の計測データをご紹介します。BLEモジュールZEAL-LE0とiPhone間の通信速度を計測したものです。

弊社の計測結果も10kbps程度となっており、「ZEAL-LE0では理論値に近い通信速度が計測できた」という裏付けデータが得られたと言えます。

通信速度に関係するパラメータ「コネクションインターバル」とは?

ZEAL-LE0をご利用のお客様から、
「もう少し通信速度(スループット)は速くならないの?」
というご相談をいただくことがあります。

先のご説明の通り、BLEの規格上、10kbpsから大幅に通信速度を速くすることは困難です。しかしながら、「多少」であれば改善の余地があります。その方法が「コネクションインターバルの調整」です。

BLEの規格上、一度に相手に無線転送できるデータサイズは20バイトです。例えば、200バイトのデータを送るためには、20バイト×10回のデータ送信が必要ということになります。

コネクションインターバルというのは、その1回ずつの送信間隔を決めるパラメータです。送信間隔を短くすればするほど、一定期間中に送れるデータ量が増えますので、結果、スループットが速くなります。 コネクションインターバルを調整することで、多少のスループット改善が見込めます。

一方で、データを送るということは、そのたびに電波を発信することになりますので、コネクションインターバルは、電波を発信する間隔を制御するパラメータとも言えます。単純な話、省電力のためには、出来る限り電波を発信しない方が良いので、出来る限りデータを送らないほうが良いわけです。つまり、コネクションインターバルの間隔を短くすればするほど、スループットは速くなりますが、その分、電力消費も激しくなるので注意が必要です。

なお、ZEAL-LE0では、BTLCコマンドでコネクションインターバルが設定可能です。

この記事を書いた人

無線化.comカスタマーサポート担当 清水芳貴
無線化.comカスタマーサポート担当 清水芳貴
Bluetooth業界に足を踏み入れてから早10年。
初心者がイチから学んだ知識とノウハウを、初心者の方でもわかりやすいようにお伝えすることを心がけています。