こんにちは、無線化.comカスタマーサポート担当の清水です。
無線化.comでは、BluetoothモジュールZEALシリーズの開発の際、様々な市販Bluetoothデバイスとの接続・動作確認を行っています。ZEALシリーズと接続確認済みのBluetoothデバイスをご紹介しますので、ZEALご利用時の参考にしてください。
本ページでご紹介しているのは、SPPプロファイルを使った通信です。
対象となるのは、ZEAL-C02やZEAL-S01です。BLEモジュールZEAL-LE0の通信相手に関する情報は、下記ページをご覧ください。
【iOS/Andorid/Windows】各OSごとのBLE対応状況解説
外付けUSB型Bluetoothアダプタ(USBドングル)
接続確認済みUSBドングル一覧
下記でご紹介しているUSBドングルの中には、製造が終了してしまい、入手できなくなってしまったものが少なくないようです。また、付属しているスタックのメーカーが変わってしまったものもあるようです。2015年3月現在、入手可能なおすすめドングルは、バッファローの「BSHSBD04BK」です。
こちらはモトローラスタック付属のため、比較的安定した動作が期待できます。
メーカー | 製品名・型番 | Bluetoothバージョン | Class | 付属ドライバ |
---|---|---|---|---|
バッファロー | BSHSBD08BK | 4.0+EDR/LE | Class2 | モトローラ |
BSHSBD05BK | 3.0+EDR | Class1 | ||
BSHSBD04BK | 3.0+EDR | Class2 | ||
サンワサプライ | MM-BTUD40 | 4.0+EDR/LE | Class2 | モトローラ |
MM-BTUD26 | 3.0+EDR | Class1 | ||
プラネックス | BT-Micro4 | 4.0+EDR/LE | Class2 | モトローラ |
BT-Micro3E2X | 3.0+EDR | Class2 | ||
BT-MicroEDR2X | 2.1+EDR | Class2 | 東芝 | |
BT-MicroEDR1X | 2.1+EDR | Class1 | ||
BT–01UDE | 2.0+EDR | Class1 | ||
プリンストン | PTM-UBT6 | 3.0+EDR | Class1 | モトローラ |
PTM-UBT5 | 2.1+EDR | Class1 | 東芝 | |
PTM-UBT2 | 2.0+EDR | Class1 | ||
コレガ | BT2USB02C | 2.1+EDR | Class2 | 東芝 |
BT2USB01C | 2.1+EDR | Class1 | ||
東芝 | PA3455U–1BTM | 2.0+EDR | Class2 | 東芝 |
ロジテック | LBT-UAN04C1 | 4.0+EDR/LE | Class1 | CSR (※注) |
LBT-UAN01C1 | 2.1+EDR | Class1 | 東芝 |
USBドングルで重要なのはスタック・ドライバ
USBドングルを購入すると、大概ドライバCDが付属しています。その中にBluetoothのスタックと呼ばれる部分が入っており、それをPCにインストールすることでUSBドングルを動かしています。USBドングル本体はRF回路のみですので、ドングルをPCに挿しただけでは動かすことはできません。
USBドングルではこのドライバ(またはスタックという言い方をします)のメーカーが非常に重要です。USBドングルの仕様、動きを決めるのはドライバです。よって同じドライバを使用すれば、どのドングルを使用しても基本的な動きは変わりません。USBドングルを使用する際はドライバのメーカーに着目しましょう。
東芝製、モトローラ製スタックであれば問題なし
弊社ではこれまで、東芝製スタックを中心に動作検証を行ってきました。非常に動作が安定しており、安心して使用できます。最近ではモトローラ製スタックが付属されることが増えてきましたが、こちらも動作は安定しており、東芝スタックと合わせてオススメできるスタックのひとつです。
CSR製ドライバには注意が必要
ロジテック“LBT-UAN04C1”に付属しているCSRドライバは注意が必要です。手順通りに接続を行うと、Bluetooth接続はできるものの、そこから仮想COMポートを開こうとするとエラーになってしまうため、データ通信を行うことができません(Bluetooth接続自体はできているのでZEAL側には”CONN“のレスポンスが返ります)。同系統モデル”LBT-UAN04C2″でも同様の現象が確認されております。
これはドライバの不具合といって良いようです(メーカーサポートに直接問い合わせて確認しました)。メーカーサポートからは別ドライバの使用を案内されました。実際、同じドングルを別メーカーのスタックがインストールされているPCにつなぐと正常に通信させることができます。LBT-UAN04C1を使用する際にはご注意ください。
PC内蔵のBluetooth機能を使用する場合は?
考え方は同じで、重要なのはインストールされているドライバのメーカーです。東芝スタック、モトローラスタックであれば問題なく接続させることができます。
Bluetooth内蔵ノートPCの場合、Microsoftスタックが使用されている場合があります。これまでの経験上、Microsoftスタックは動作が不安定なことがあるため、あまりオススメは致しません。東芝、もしくはモトローラスタックのご使用をオススメ致します。
Windows8&8.1
Windows8以降、MicrosoftはWindows標準のBluetoothドライバ(Microsoftスタック)の利用を推奨しているという情報があります。
Windows8のリリース当時は、Bluetoothのシリアル通信(SPP)に不具合があり、通信できない時期がありました。その後、Windows UpdateによってBluetoothドライバが修正され、2015年3月現在では、正常に接続・通信できることを確認しています。
しかし、Windows8.1ではSPP通信ができないとの情報もあり、不安定な状況が続いているようです。
Windows8
メーカー | 製品名・型番 |
---|---|
富士通 | ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J(FARQ55J) |
Androidスマートフォン・タブレット
対Androidスマートフォン・タブレットとの接続確認済み端末については下記ページをご参照ください。
BluetoothモジュールZEALとAndroid端末とのSPP接続について
その他のデバイス
PDA
メーカー | 製品名・型番 |
---|---|
カシオ | DT-5300L50S |
ハンディターミナル
メーカー | 製品名・型番 |
---|---|
キーエンス | BT-W100シリーズ |