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BluetoothモジュールZEALシリーズに関するよくある質問 – ②組込み編(FAQ)

Q. ZEALで無線化する際に必要なものは何ですか?

ZEAL本体(モジュール)とモジュール取り付け用のコネクタをお客様の基板にご用意いただくだけで無線化が実現可能です。

ZEALの製品コンセプトは「シリアルケーブルの置き換え」です。既存のシリアル通信を容易にBluetoothへ置き換え可能です。

自動接続モードを利用すれば、電源ONと同時に自動でBluetooth接続を確立させることもできますので、上位アプリケーションの大幅な変更も必要ありません(事前に初回設定が必要です)。また、上位アプリケーションからBTコマンドを実行することにより、自由なアプリケーション開発を行うことも可能です。
BluetoothモジュールZEALシリーズの基本的な使い方

Q. ZEALをハードウェアフロー制御なし(RTS/CTSを使用しない)で利用するにはどうすれば良いですか?

基本的にZEALはハードウェアフロー制御が動作保証条件の仕様となっております。それを承知の上で、もしZEALをハードウェアフロー制御なしでご利用いただく場合には、RTSをオープン、CTSをプルダウンもしくはGNDに接続してください。

BluetoothのSPP(シリアルポートプロファイル)はハードウェアフロー制御が前提の仕様になっているため、ハードウェアフロー制御なしでご利用の場合、電波環境の悪化等によりデータの取りこぼしが発生してしまう可能性があります。また、ZEAL自身もハードウェアフロー制御を前提とした仕様となっており、フロー制御なしでご利用の場合、想定外の動作を引き起こす恐れがあります。フロー制御なしでのご利用は、その点十分ご了承の上、ご検討ください。

Q. ZEALを組込む場合の注意点、基板設計時の注意点はありますか?

アンテナ付近の金属は電波特性に影響を及ぼすため十分ご注意ください。

基板設計時にはZEALをできるだけ基板の外側に配置し、ベタパターンにご注意ください。同様の理由から、装置の筐体が金属製というのもあまり望ましくありません。金属筐体は全く電波を通さないわけではありませんが、少なからず影響が考えられますので、電波の通り道として筐体の一部を樹脂製にしていただいたり、スリットを入れていただくことを推奨しております。

Q. ZEALを金属筐体に組み込んだ場合、影響はありますか?

少なからず影響はあると考えられますが、工夫によって影響を最小限に留めることが可能です。

金属筐体に組み込んだ場合でも、完全に電波が遮断され、全くBluetooth通信が行えないというケースあまりありません。イメージとしては通常10m通信できるところが金属筐体に組み込むと7mになる、というような感じです(※あくまでイメージです)。

この減衰する度合いは金属の素材や厚さ、組み込まれた位置など、装置のいろいろな要素が影響すると考えられるため、実際に装置に組み込んだ上で実環境で通信テストをされることを推奨しております。また、電波の通り道として筐体の一部にスリットを入れたり、樹脂製の筐体に変更いただくことをおすすめしております。

Q. ZEALを制御する上で、おすすめのマイコンはありますか?

UART I/Fがあることが条件となります。

特におすすめのメーカーやスペックなどはありませんが、ZEALは「ハードウェアフロー制御あり」が動作保証条件となりますのでRTS/CTSがあるマイコンをお選びください。

Q. ZEALを利用する場合(機器に組込んだ場合)、認証の手続きや費用は必要ですか?

ZEALはBluetooth SIG認証、国内電波法認証取得済みのBluetoothコンプリートモジュールです。日本国内でのご利用の場合、国内電波法については再取得が不要ですが、Bluetooth認証に関しては最終製品登録が必要です。(海外でのご利用の際には各国の電波法認証を別途取得する必要があります。)
【2016/4/7 追記】2014年2月にBluetooth認証の大幅なルール変更があり、Bluetooth認証済みのBluetoothモジュールを組み込んだ場合でも、最終製品での製品登録(有料)が必要となりました。
【Bluetooth認証】最終製品登録(EPL登録)作業代行と費用負担サービス

Q. ZEALは1対多接続はできますか?

基本的に同時接続台数はマスター側の仕様次第です。ピコネット対応のBluetooth機器をマスター側でご利用の場合には、ZEALをスレーブ側として最大1対7まで同時接続が可能です。ZEALをマスター側でご利用時には同時接続台数は1台に限られます。

ただし、ZEALがマスター側の場合でも「仮想1対多接続」として、マスター(ZEAL)から接続相手先のスレーブ機器を切り替えることにより、あたかも「1対多接続」のようなシステムを構築することは可能です(マスター側から各スレーブ機器へ「接続→通信→切断」を繰り返すことで実現します)。

Bluetoothの接続にはおよそ3秒、切断処理にもおよそ1秒程度要するため、切替には少なくとも数秒程度のタイムロスが生じます。よって数秒程度のタイムロスが許容できるシステムでのみ有効となりますが、この方法では同時接続数は1台に限られますので、逆にスレーブ側の機器は何台でも良いことになり、使い方次第ではピコネットより多くの機器とデータ通信が可能となります。